バックナンバーは”完売しました”。頼りのアマゾンは最安値が”¥4,680”ということで、ほぼ断念。
幸い、県内の図書館を横断検索したところ県立図書館に所蔵されているのを発見し、最寄の図書館に電話して、取り寄せてもらうことにしました。
出版:医道の日本社
発行:2018年7月
「妊鍼」治療の最前線
1.中国でも増加する不妊患者への治療 中国中医科学針灸院
画像出展:「医道の日本 2018年7月号」
普通の大きな病院という感じで、日本の鍼灸院とはかけ離れた大きさに驚きました。
●中国では、月経不順や不妊など婦人科疾患の治療手段として広く使われてきた。近年は、鍼灸治療によって卵巣機能や子宮の環境が改善され、妊娠出産までたどり着いた臨床事例が、口コミやSNSで広く伝えられたことをきっかけに、鍼灸治療を希望する患者が急増している。
●来院される患者さんは、多嚢性卵巣総合群、卵巣機能不全、卵巣早衰、子宮内膜症などが多い。
●中医学では、腎の精が人の成長や発育、そして生殖力をつかさどると考えており、不妊を起こす主な原因は、腎精不足だという認識が強い、しかし、腎だけでなく、気血を生成する脾、全身の気の運動を調節できる肝、また衝脈および任脈も重要となる。
こちらは“週末病には経絡ヨガ”さまから拝借しました。
十二経脈と任脈、督脈が示されています。督脈は背中側の中心の線(紺色・破線)で、任脈はお腹側の中心の線(紺色・実線)です。
●緊張とストレスに満ちた日が続くと、不眠や月経不順、月経痛などの症状を引き起こす。その結果、子宮や卵巣の各種の疾患に発展しやすく、深刻な場合は不妊につながる。
●不妊女性は一般女性よりも高い確率で、うつ病などメンタル的病症にかかりやすくなる。
●鍼灸治療は、何よりも患者さんの心理的ケアを大事にしながら行う。患者さんの立場と気持ちを理解し、日常的な会話を通じて信頼関係をつくることが必須となる。
●鍼灸は、月経周期を正常に調節し、排卵を促進させる。不眠など不妊症に伴う症状を緩和できるほか、血液内のホルモンのレベルを調整することにも効果的であるが、一番の魅力は、心身を同時に調和して治療することだと考えている。
●不妊症には関元、子宮穴など腹部へのツボをよく用いる。
画像出展:「経絡マップ」
この図は下腹部に子宮(色つき)を体表投影した図です。中央△は任脈とよばれる経脈で、それぞれツボ(経穴名)が書かれています。“関元”は子宮中央で、下から3番目(曲骨-中極-関元)のツボです。“関元”は小腸のツボ(募穴)でもあり、よく使われます。
画像出展:「新版 経絡経穴概論」
“子宮穴”は奇穴の一つです。奇穴とは、「先人が有効な施術点として発表し、その有効性が経験的に証明され、歴史的にも受け継がれているものである」とされています。
“子宮穴”は、臍下4寸、中極(任脈)の外方3寸(指4本)に取ります。ほぼ卵巣の上です。
専門学校時代の教科書には、主治は婦人科系疾患(月経不順、月経痛、不妊症、子宮下垂、子宮脱)、膀胱炎となっていました。
画像出展:「新版 経絡経穴概論」
細かいですが、“3寸”という寸法です。
●『5、6年前、月経不順で多嚢性卵巣総合群と診断された患者は結婚して2年後にホルモン治療を1年あまり続けたが、子どもに恵まれなかった。母親と一緒に私の所を訪ねて「もうホルモン治療は嫌だ」と、あきらめ顔で泣いている姿が心に残った。30歳未満で妊娠しやすい年齢だが、気持ちが焦るあまりに、妊娠が難しくなっているように思えた。
そこで情緒を安定させ、心理的負荷を軽減させることを目的に、週2回、鍼と漢方薬を組み合わせて、治療を続けた。最初は口を開くたびに涙にくれた彼女が、だんだんと安定してきた。私が初めて彼女の笑顔を目にしたのは、2カ月後で、20数回の鍼治療を行ったあとのことだった。
その後、「妊娠しました!」と笑顔で診察室に現れるまでそんなに長い時間はかからなかった。私を強く抱きしめてくれた彼女は、子どもを授かった喜びだけでなく、確実に人生に対する自信を取り戻した。』
画像出展:「医道の日本 2018年7月号」
はらメディカルクリニックさまのサイトです。“体外受精説明会”などの勉強会も開かれています。
『2008年3月の開院以来、2540名の患者さまにご来院いただき、795名の妊娠が成立』とのことです(約31.2%)。[2020年10月30日時点]
●1993年に東京都内初の「不妊医療専門クリニック」として開院した。現在の1カ月の来院患者延べ人数は1,500人以上になる。
●はらメディカルクリニックでは、常に新しい情報を収集し、効果が見込める治療法に関しては迅速に導入している。
●当院で東洋医学を取り入れたのは、開業してから5年ほど経った頃のこと。当時、鍼灸や漢方で不妊治療の効果があったとする症例を知ったのがきっかけだった。
●『「漢方もそうですが特に鍼灸は、最終的には“エビデンスがない”という話になりますよね。しかし実際に、今まで排卵がなかった人が漢方や鍼灸を受けたあとに排卵するようになった症例がある。それなら何か効果があるんじゃないかと。エビデンスが出てくるのを待っていては、いつになるか分かりません。実際に結果が出ているのであれば、もちろん自分で試してみてからですが、取り入れてみようと思ったんです。現代医学で最善を尽くしたうえで、さらに東洋医学など多角的な方法で妊娠率の向上を図っています」』
●鍼灸の受療は患者さんの意志に任せている。鍼灸を受ける場所も自由だが、併設しているメディカルサロン「2BlueLine」の場合、電子カルテで患者情報を共有することができる。
●クリニックでは患者さんの満足度を高めるために、「看護師10分相談」(無料)などのサポートを用意している。妊娠が難しくなる42歳の患者さんを対象にした「42歳の妊娠教室」なども行っているが、年齢の壁の話の中で、サプリメントや鍼灸などを用いて卵の老化を防いだり、質のよい卵をつくることについて説明している。
●『「医師の指示に従うだけでなく、患者さんも自分たちで何かできることを模索しています。鍼灸や漢方といった補完代替医療なら、自分たちでも積極的に取り組んでいけるところに、喜びを感じるんです。そうやって患者さんの気持ちが前向きになることも妊娠に結びつくのではないかと考えています」
患者自身が前向きになることは、もし結果的に妊娠ができなかったとしても、「自分たちはやれるだけのことはやった」という人生の満足度につながるのだという。必ずしも妊娠がゴールではなく、患者が満足した人生を送ってほしいというのが、原氏の考えだ。』
画像出展:「医道の日本 2018年7月号」
ここに書かれているのは“2BlueLine”さまで行われている「一源三岐鍼」に関するものです。その目的は、着床促進効果ですが、ここでは3つの効果、「骨盤内の血流増加」、「子宮内膜を厚くする」、「黄体機能の維持」が上げられています。
画像出展:「医道の日本 2018年7月号」
明生鍼灸院さまのサイトです。“無料web相談室”があります。また、『不妊症・不育症など婦人科の疾患を主に治療する鍼灸院です! 20年以上の治療の中で1500組を超える妊娠がありました!』とのことです。
はじめに
●不妊の鍼灸に注力し始めて約30年、不妊治療の技術は進歩し、今や1年間に出生した新生児の20人に1人は生殖補助医療(ART)による出生である。一方で、40歳前後における出生率に関してはART数が増えた割に出生率が上がらない現実もある。そのようななか、鍼灸が役に立つことが、明らかになってきている。
不妊症の多くは西洋医学でなければ解決できない。例えば、卵管が器質的に閉塞している場合などである。したがって、鍼灸師がまずすべきことは、現状や問題をよく聴くことである。そして、鍼灸が何に役立つのか、目的意識を明確に持つことが非常に重要である。また、そのためには西洋医学の基礎知識を身につけなければならない。
不妊の何に対して鍼灸は役に立つのか
1.採卵に向けた卵巣の環境を整える
●妊娠の仕組みや不妊治療を理解するためには、排卵など卵巣の機能について知る必要がある。
●毎月排卵される卵子は1個だが、その1個は500~1000個の原子卵胞の中から数カ月かけて選別されている。卵胞は脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)によって刺激され発育するが、そのホルモンは血流によって運ばれている。つまり、卵胞の発育にとって卵巣周囲の血液循環は特に重要である。
●卵巣を栄養しているのは2本の動脈である。一つは腹大動脈から直接分岐する卵巣動脈であり、もう一つは子宮動脈の卵巣枝である。卵巣動脈は、腎臓の位置と同程度の腹大動脈から分岐して卵巣まで下降している。
●卵巣動脈には絡みつくように交感神経が分布している。さらに、上腸間膜動脈神経節から卵巣動脈神経叢となり、卵巣動脈を支配する。
●交感神経が必要以上に活性化すると、卵巣動脈が収縮して、血流が減少すると推測している。内田さえはラットによる研究で、交感神経と卵巣の関係を明らかにしている。
[内田さえ:”ストレス時の交感神経亢進が卵巣の機能と組織に及ぼす影響”。科学研究費助成事業。若手研究(B)、研究課題/領域番号22790238.2010-2011.]
※上記をクリック頂くと、PDF6枚の資料がダウンロードされます。
画像出展:「病気がみえる vol9 婦人科・乳腺外科」
卵巣動脈は、腎臓よりやや下の位置で、非常に太い腹大動脈から左右に分岐し、直接、卵巣を栄養します。一方、子宮動脈は腹大動脈→左右総腸骨動脈→左右内腸骨動脈から分岐し、2系統からの血液供給となっています。これらの構造をみると、卵巣、子宮とも多くの血液(酸素・栄養素等)を必要とする臓器であることが分かります。
画像出展:「人体の正常構造と機能」
細かくて見づらいのですが、左上に“上腸間膜動脈神経節”があります。赤は血管、黄色は神経、神経が交差点のように集まった箇所が神経節です。また、右側の上から4番目に“精巣/卵巣動脈神経叢”とありますが、確かに赤の血管の上を絡みつくように黄色の神経が走行しています。
2.着床に向けた子宮の環境を整える
●子宮は妊娠前に比べ出産時の容積は2500倍にもなる。子宮の筋肉は人体で最も伸縮自在である。
●妊娠には胚の着床が必須だが、着床に大きく関係しているのが子宮内膜である。
●子宮内膜は内側から緻密層、海面層、基底層の3層構造で、緻密層と海面層を併せて機能層と呼ぶ。月経時に剥がれ落ちるのはこの機能層であるが、月経初日からわずか2週間で機能層は約10mm増殖して、着床に備える。そして、閉経まで毎月繰り返される。以上のことから、子宮は非常に多くの血液を必要とする臓器であることがわかる。そのため、子宮周囲の血流やホルモンバランスの影響で機能低下しているのであれば、その環境を改善することで機能回復が期待できる。
画像出展:「人体の正常構造と機能」
・機能層(緻密層+海綿層)と基底層は別々の動脈で栄養されています。
・月経周期に伴う内膜組織の変化:『内膜組織の変化は、特有の血管構造によって支えられている。子宮動脈の枝である弓状動脈は、子宮筋層の表層を走り、子宮の内腔(左の図では上)に向かって放射状動脈を分岐する。放射状動脈は筋層を貫き、子宮内膜の手前でラセン動脈と基底動脈に分かれる。この2系統の細動脈が内膜を栄養する。
ラセン動脈は、コイルのように強く屈曲しながら内膜表層に向かい、その枝は毛細血管網となって機能層の全層を栄養する。これに対し基底動脈は基底層に分布するため、月経時に機能層が剥奪した後も残存する。さらに、ラセン動脈はホルモンに敏感に反応して変化する。このことが機能層の形態変化に大きな役割を果たす。』
画像出展:「病気がみえる vol9 婦人科・乳腺外科」
こちらは子宮内膜の変化を表した図です。ここで注目したいのは、下段の“子宮内膜腺の変化”です。増殖期において、『エストロゲンはらせん動脈を増生させる』とあり、さらに分泌期において、『排卵が起こるとプロゲステロンはエストロゲンとともにらせん動脈をさらに増生させる』となっています。このことから、子宮内膜の“ふかふかで栄養たっぷりのベッド”は適切なホルモン分泌とらせん動脈の増生が極めて重要であることが分かります。
●子宮周囲の動脈は腹大動脈から総腸骨動脈、内腸骨動脈に分岐して、子宮動脈となる。子宮の自律神経支配は、交感神経は下腹神経、副交感神経は骨盤内臓神経による。このため、子宮に関与する副交感神経への刺激には、第2~第4仙骨(S2~S4)への刺激が重要になる。
画像出展:「人体の正常構造と機能」
子宮に関与する副交感神経の骨盤内臓神経は右側のS2、S3、S4から出ます。
画像出展:「病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科」
中央の図は左(前方)がお腹、右(後方)が背中です。子宮は膀胱と直腸の間に挟まれており、とても窮屈な状態です。少しでも血流を維持するためには、筋肉や筋膜を軟らかくしたいところです。
こちらは成果報告書で、研究課題名は“仙骨部表面電気刺激による新しい神経調整的不妊治療法の研究”です。クリック頂くとPDF4枚の資料がダウンロードされます。平成23年5月となっていますので、今から9年前ということです。なお、まとめの部分は次のような内容です。
『本研究によって、仙骨部表面電気刺激が子宮平滑筋の筋張力を低下させ、かつ排卵期の子宮の蠕動運動も減弱させることが判明した。さらに、その子宮の過度な活動性を抑制する作用は子宮の機能を安定化させ、幾度となく体外受精を繰り返しても胚の着床と成長が認められなかった難治性不妊症の患者の治療法としても、補助的に有効であろうことが示された。』
こちらは、不妊症ではありませんが、陰部神経刺鍼に関する資料がありましたのでご紹介させて頂きます。(”排尿障害に対する陰部神経刺鍼法のテクニック” PDF5枚)
木津先生の明生鍼灸院さまでは、“中髎穴刺鍼”を子宮内膜が薄い患者さまや子宮の血流に問題がありそうな患者さまに用い、“陰部神経鍼通電”を卵巣機能の低下が疑われる患者さまに用いられているとのことです。
こちらの図は名古屋市名東区引山にある“弘山はり灸院”さまから拝借しました。こちらの医院では「陰部神経刺鍼」を積極的に活用し、実績を上げられています。
●陰部神経刺鍼の適応症と治療方法
『当院では他の治療院では余り行われていない陰部神経刺鍼で下記の症状(臨床で確認済み)に対応しています。 不妊症・生理痛・生理不順・陰部のかゆみ、痛み・卵巣脳腫・更年期によるホットフラッシュ、イライラ・ 前立腺肥大・頻尿・残尿感・酷い下肢の冷え・慢性腰痛・便秘など。 治療ポイントは症状により使い分けます。一般的には臀部から★を刺激します。しかし、殿筋を貫いた下に 陰部神経があるので5~6センチほど鍼を刺入します。並行して挫骨神経が通っているので、こちらに当たってしまうことがあり、2~3回打ち直すこともあります。 A点B点は医学博士:中谷義雄が発見したツボで、昭和30年代から行われてきました。神経の抹消なので比較的浅い鍼で陰部神経に届き、確実な刺激が可能です。不妊症・ひどい陰部の痛み、かゆみ・生理不順・生理痛の方にはこちらを選択すると良いでしょう。』
画像出展:「経絡マップ」
左は骨盤とL2からL5までの腰椎です。また、赤は子宮を投影したものです。これによると、子宮はL5からS2の高さに位置していることがわかります。中央の△は督脈の経穴(ツボ)で、この図では下から“腰陽関”-“命門”-“懸枢”となっています。中央より少し外側にある●は太陽膀胱経と呼ばれる経脈で、腰椎部はL5の関元兪から“大腸揄”-“気海兪”-“腎兪”-“三焦兪”となり、“腎兪”の外方に“志室”があります。仙骨部は内側に上(S1)から、“上髎”-“次髎”-“中髎”-“下髎”、そのすぐ外側(外方1.5寸)に同じくS1から“小腸兪”-“膀胱兪”-“中膂兪”-“白環兪”となり、合計8つで“八髎穴”と呼ばれています。
骨盤部では卵管に位置する“関元兪”と仙骨上のS2-S4に位置する“次髎”-“中髎”-“下髎”が特に重要になります。
3.不妊患者のストレスに対しての施術
●脳にアタックするストレスは、抑うつを生み出し、そして自律神経の不調によって心身全体に不調は伝搬する。
●不妊患者さまの「妊娠できないかもしれない」という気持ちに、年齢のプレッシャー、夫や親族かの期待、通院に伴う職場ストレス、検査や治療に伴う身体的ストレスなど、非常に多くの重いストレスに晒されている。
画像出展:「医道の日本 2018年7月号」
こちらの写真は、三ツ川レディース鍼灸さまのホームページから拝借しました。また、トップページに『2005~2018年 妊娠報告数768件』と書かれています。
●日本でも鍼灸を含めた東洋医学で不妊症が改善されることが急速に認知されるようになり、当院でも13年ほど前より不妊症を訴えて来院する患者さんが増えた。現在では妊娠された方からのご紹介もあり、7割以上が不妊症で来院されている。
●当初は自然妊娠を望む患者さんが半分近かったが、現在は生殖補助医療と併用し、その成功率を上げるために鍼灸治療で身体を整えたいという患者さんが増え、不妊で来院する患者さんの8割以上が生殖補助医療と併用している。
●体外受精において卵子の質の低下が原因で妊娠に至らない、という相談が多い。生殖補助医療の現場でも卵子の質を高めるためにサプリメントやヨガなどが推奨されている。鍼灸治療や漢方薬も身体を整え、生命力や妊娠力を上げ、卵子の質を良くすると期待されている。
●卵子の質を考えるとき、骨盤内の血流をよくするのと同時に、ストレスの影響を考慮する必要がある。この場合、過度な不安を取り除き、「自分が妊娠できる」という自信を持ってもらうために、その患者に寄り添いながら治療を進めることが重要である。
まとめ
1.最も大事なことは、“ご夫婦(カップル)の意識合わせ”だと思います。ここに「ボタンの掛け違い」があると、根本的なストレスを抱えてたまま不妊治療に臨むことになると思います。
2.施術の基本は、体も心もゆるみ温かくなって、“楽になった”という感触であり、この“感触”の積み重ねが大切です。そして、月経が順調であれば、それは“妊娠の準備ができている”というサインだと思います。
3.施術の狙いは、本治(全身治療)が“自律神経系と内分泌系をととのえる”こと。標治(局所治療)が“骨盤部の血流をよくする”こと。そして、子宮内膜の機能層が“ふかふかのベッド”になることです。
4.鍼灸師は不妊治療に加え、栄養・運動・メンタルケアについての知識が求められます。
5.鍼灸師にとって最も大切なことは、「信じること」であり、「信頼されること」だと思います。
※具体的な施術内容については、【適応疾患】内にある”不妊症”をご覧ください。