新型コロナが5類感染症に移行したのは2023年5月8日なので1年半近く経ちました。また、2024年4月17日、東京地裁でのコロナワクチンに関する集団訴訟の一件がニュースや新聞に取り上げられていました。
画像出展:「毎日新聞 特集 新型コロナウィルス」
一方、先日、ネットで東京都医学総合研究所”さまの記事を見つけました。
タイトルは『IgG4関連疾患の危険因子としてのCOVID-19 mRNAワクチン』です。
画像出展:「東京都医学総合研究所」
私事ですか、自分自身の健康において気になっているのは腎臓です。Cr(クレアチニン)値の1.08は基準値を超えています。血液検査は年3、4回、家族性高コレステロール血症のために行っています。今回、掛かりつけの先生にご相談させて頂き、IgG4関連腎臓病の可能性を排除する目的で、IgG4、IgE、血清補体価、そしてシスタチンCの4つを血液検査に加えて頂くことにしました。その結果は以下の通りです。
腎臓疾患が懸念される場合の血清補体価は低値になるとのことです。高値の場合は炎症性の疾患に注意する必要があるようです。シスタチンCは筋肉などに左右されないため、クレアチニンよりも腎臓の状態を正しく把握できるとされています(ただし、ステロイド等の薬剤の影響を受けやすい)。数値は高めでしたが、基準値内だったので一安心というところでした。
画像出展:「AI(Perplexity)が作成」
AI検索のPerplexityに質問した回答です。さらなる研究が必要とされていますが、mRNAワクチンに関する懸念点が上がっています。
画像出展:「AI(Perplexity)が作成」
日本でのコロナワクチンの接種回数の情報です。私は3回でストップしています。今後、コロナウィルスが強毒化した場合には接種を検討しようと思っていますが、可能であればタンパク質ベースのワクチン(NVX-CoV2373)が望ましいかと思っています。
上記のことを色々調べていて今回の本を知りました。コロナワクチンに関しては今まで3冊の本を読んでいるのですが、この本の著者が外国の方だったので、どんな内容なのか興味を持ちました。
著者:アレクサンドラ・アンリオン=コード
訳者:鳥取絹子
発行:2023年12月
出版:詩想社
まず、著者のプロフィールをご紹介させて頂きます。
アレクサンドラ・アンリオン=コード
●イギリス・フランス両国籍をもつ遺伝学者、元フランス国立衛生医学研究所 主任研究員。1969年生まれ。
パリ・ディドロ大学で遺伝学の博士号を取得し、ハーバード大学医科大学院で神経内科医として働いたのち、2019年までフランス国立衛生医学研究所(INSERM)の主任研究員として数多くの研究チームを率いた。主な研究分野はRNAおよび遺伝性疾患。ミトコンドリアマイクロRNAに関する研究の第一人者として国際的に認められている。
RNA研究の権威として、新型コロナワクチンの本当の安全性、有効性を指摘した本書は、フランス国内で瞬く間に16万部を超えるベストセラーとなり、世界各国で続々と翻訳・出版されている。
ブログは「RNAとは何か」と「コロナワクチンの問題」の2つに注目しました。
目次
第1章 ウィルスよりもワクチンのほうが危険という現実
●かつてないほどの短期間で開発・製品化されたワクチン
●結局、ワクチンはコロナへの感染、重症化を防げない
●ワクチン接種の危険性を示す世界各国のデータ
●ワクチン接種によって免疫機能が低下する
●公開が求められているモデルナ・ファイザー社の臨床試験データの中身
●ワクチンがもたらす危険な副作用リスト
●ワクチン接種の推奨をやめはじめた世界各国の動き
第2章 新型コロナワクチンに使われたRNAとは何か
●二つの遺伝物質、DNAとRNAが私たちの身体をつくっている
●DNAとRNAの違い
●多様な形、さまざまな種類があるRNA
●RNAがもつ未知の可能性
第3章 RNAがもたらす医療の劇的な進歩
●RNAは医療診断における強力なツール
●いまや、唾液に含まれるRNAで多くの病気の診断ができる
●RNAがもたらす何世代にもわたる遺伝
●遺伝子の発現を抑制するRNAの働き
●RNAを使った革新的な治療薬
●RNAを調べれば、何を食べてきかもわかる
第4章 これだけある新型コロナワクチンの危険性
●mRNAの研究がなかなか進まなかった理由
●さまざまなタンパク質をつくる天才的な存在
●前立腺ガンの治療ではじまったmRNAワクチンの試練
●失敗し続けている皮膚ガン治療における研究
●肺ガン、エイズの治療でも失敗続きのmRNA研究
●脳腫瘍、狂犬病の治療でもよい結果は出ていない
●研究課程でみえてきた副作用の驚くべき重症度と多様性
●胃腸ガン、ジカ熱に対しても効果が出ていないmRNA研究
●製品化への審査が簡略化されたmRNAワクチン
●20年以上かけても、臨床試験で成功していなかった研究
●これまでのワクチンと、新型コロナワクチンとの決定的な違い
●新型コロナワクチンによって体内でできるスパイクタンパクの危険性
●スパイクタンパクは消滅する前に体内を循環する
●研究者たちの意見を無視して進められた新型コロナワクチンの接種
●新型コロナワクチンの消費期限、品質への疑問
●自然界に存在しないmRNAを体内に入れたらどうなるか
●人工のmRNAは体内に入ってどのような動きをするのか
●新型コロナワクチンが妊婦や授乳中の母親に推奨されない理由
●個人がこれまで受け継いできた遺伝子を変えてしまうワクチン
●私たちのみならず私たちの子孫のゲノムまで修正される
●遺伝子の修正でガンのリスクが高まる
●ファイザー社が公表する副作用リストに、なぜ遺伝性疾患があるのか
第5章 ワクチンの認可、
●巨大製薬会社が抱える薬害スキャンダルの実態
●ファイザー社の数々の不祥事から垣間見える倫理観
●臨床試験が終わっていない段階で製品化されたワクチン
●疑問だらけのコロナワクチン認可の経緯
●コロナワクチンを異様な高値で売りまくる巨大製薬企業
●コロナワクチン開発に際し、80億ドル以上の公的資金を得ている
おわりに
第1章 ウィルスよりもワクチンのほうが危険という現実
●ワクチン接種の危険性を示す世界各国のデータ
・ファイザー社のワクチン関連資料サイトの情報
-データを閲覧できるのは約75年後、閲覧対象は3カ月間の臨床試験結果のみ。
・WHOの「ヴィジアクセス」によると、コロナワクチン接種開始後の1年間だけで、好ましくない事象は、過去50年間に報告されたインフルエンザ副作用の総数の10倍に達している。現時点で報告されているのは、「1100万件の好ましくない作用と、7万件以上の死亡例」である。
●ワクチンがもたらす危険な副作用リスト
・月経障害:イスラエルの厚生省ならびにイタリアの医学誌『オープン・メディシン』(2022年2月号)によると、接種回数に関係なく、ワクチンを接種した女性の10~65%がこの症状に関係している。
こちらはNIHのサイトにあった情報です。
・心疾患(心筋炎、心膜炎など):19歳~39歳の若年男性にとってmRNAワクチンを接種した回数と関連性があり、米国と北欧諸国は医学誌『ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション』で、イスラエルでは科学誌『ネイチャー』でデータが公表されている。
こちらはJAMAのサイトにあった情報です。
・神経障害(脳梗塞型の脳血栓、脳静脈血栓症、アルツハイマー型認知症や記憶障害、感覚障害型の末梢神経障害、ベル麻痺、てんかん、ギランバレー症候群型の免疫性神経障害、横断性脊髄炎など):特に神経変性から認知症なる神経障害は、ワクチン接種後に多くなることが報告されている。WHOの「ヴィジアクセス」のサイトには、170万件の神経障害がリスクアップされている。
こちらはWHOのヴィジアクセスのページです。
第2章 新型コロナワクチンに使われたRNAとは何か
●二つの遺伝物質、DNAとRNAが私たちの身体をつくっている
・私たちはDNAとRNA、そしてタンパク質でつくられている。
・DNAとRNAが身体構造を完成させ、生きていくためのプログラミングを行っている。
●DNAとRNAの違い
・DNAは安定しているがRNAは不安定で脆弱である。これはRNAが一本鎖という構造であることと、RNAは身体の様々なところに存在し、それぞれの役割や環境によって常に変化するという特質をもっていることも関係している。RNAの中には私たちの一瞬の要求に応じた後、衰退(分解)してしまうものもある。
・RNAは調整役として、あらゆるシステムとコミュニケーションを行っている。
・DNAは常に核やミトコンドリアの中に留まっており(核DNA、ミトコンドリアDNA)、細胞の遺伝情報の金庫であり、エネルギーの産生所である。
●多様な形、さまざまな種類があるRNA
・RNAは1本の線もあればらせん状や環状になっていることもある。長さも様々である。
・ワクチンはmRNA(メッセンジャーRNA)が関係しているが、他にも重要なRNAはたくさんある。以下はその一部である。
-tRNA、rRNA、microRNA、siRNA、shRNA、piwiRNA、eRNA、lncRNA、snRNA、snoRNA、scaRNA、circRNA、vtRNA、yRNA、リボザイム(触媒として働くRNA)などがある。
●RNAがもつ未知の可能性
・microRNA(マイクロRNA)の役割はまだ完全に知られていないが、非常に重要なRNAである。それはガンやその他の重病では、マイクロRNAの位置が異常であるということが知られているからである。
・マイクロRNAは遺伝子の文字が20程しかない非常に小さなRNAだが、何万という遺伝子の中から調整を要する遺伝子を見つけることができる。そして、細胞の増殖と成長、胚の発達、組織の分化の調整、さらに細胞の死にもからんでいる。
・RNAの多様な形、計り知れない能力、修正力、変化に富んだ役割、いたる所に存在するという事実は分かっているが、まだまだ分かっていないことも多い。
・mRNAを利用したワクチンの影響もRNA自体が解明されてないため、未知な部分が多いと言える。
・あらゆる調整の中心になっているRNAは多くの病気の診断に関わっている。感染症、遺伝疾患、神経症、ガン等である。
・『2017年、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究スタッフが、未知の遺伝性筋疾患の患者50人のRNAのゲノムを、初めて分析した。実は、それまでDNAによる遺伝子検査を入念に行ったにもかかわらず、変異はいっさいみつからなかった。ところが、初のRNAのゲノム分析のおかげで、これらの患者の3分の1で、それまで検出できなかった変異を特定することができた。これまで解明できなかった謎を解決するRNAの力が、この研究で明らかになったのだ。』
・採血はタンパク質を元に行われるが、タンパク質よりRNAをベースにした診断の方が望ましい。これは、DNAの遺伝情報をRNAがコピーし、それを伝えることでタンパク質が作られるからである。つまり、順番はRNAの方がタンパク質より先である。従って、RNAの段階までさかのぼることによって、病気の原因を発見するチャンスが増えると考えられる。
画像出展:「AI(Perplexity)が作成」
こちらはタンパク質生成におけるRNAの主な役割です。